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安全に関する説明

国際安全規格 IEC61010について

操作者や周囲に対する保護を目的として定められた国際安全規格で、測定器や電気装置に対する安全要求事項について規定されています。日本国内ではこの規格を取り入れた安全規格として、JIS C1010があります。IEC規格では、汚染度および測定分類とバリヤ、素材、空間距離や沿面距離が規定されていて、安全性を確保しています。過渡的エネルギーとして、インパルス耐電圧を測定カテゴリ及び主電源電圧から推計して、測定器の試験を行ないます。
試験電圧(インパルス耐電圧)
主電源の公称a.c.
またはd.c.線・中性電圧
測定分類II 測定分類III 測定分類IV
300V 2500V 4000V 6000V
600V 4000V 6000V 8000V
1000V 6000V 8000V 12000V
測定分類IIではインパルス発生器の出力インピーダンスは12Ω、測定分類IIIとIVは2Ω。

CEマーキングについて

CEマーキングは、欧州共同閣僚理事会指令(EC指令)によって示される、安全規制に適合した製品だけが貼付を許される安全マークです。CEマーキング貼付製品においては、EC指令に基づき[低電圧指令]と[EMC指令]に適合するように設計されています。低電圧指令:電源電圧が50V~1000V(AC)、75V~1500V(DC)の製品を対象とし、感電や火傷などの電気に関する安全性を要求しています。規格はEN61010で、左記のIEC1010に照応します。EMC指令:外部への強い電磁波を出さない、また外部からの電磁波の影響を受けないようにすることを要求しています。2013年10月より低電圧指令(LVD)の適正を判断する規格IEC61010-1が2nd edから3rd edに改訂されました。この改訂に伴い、CEマーキングを削除した製品がございます。これら対象製品につきましてはCEマーキング削除前と性能上変更はございません。

測定カテゴリ(過電圧カテゴリ)について

IEC規格では低電圧施設において、安全に測定器を使用するために計測回路を測定カテゴリで分類しています。この測定カテゴリはI~IVに分けられ、カテゴリの数値が高くなるにつれてより高い過渡的エネルギーのある場所を表します。安全に測定するために、CAT.IIIの場所では絶縁手袋や防塵メガネ等を使用してください。

測定カテゴリIV(CAT.IV)

低電圧施設源で実施する計測のためのもの
一時過電流防止機器およびリプル制御ユニット上の電気計測など

測定カテゴリIII(CAT.III)

建屋施設内で実施する計測のためのもの
固定施設内の配電盤、回路遮断器、ケーブルを含めた配線、ブスバー、接続箱、スイッチ、コンセントおよび産業用機器およびその他の機器、例えば、固定施設に恒久的に接続された固定モータにおける測定など

測定カテゴリII(CAT.II)

低電圧施設に直接接続された回路上で実施する、計測のためのもの
家電機器、携帯工具および類似の機器における計測など

CEマーキング削除製品について

2013年10月より低電圧指令(LVD)の適正を判断する規格IEC61010-1が2nd edから3rd edに改訂されました。この改訂に伴い、CEマーキングを削除した製品がございます。これら対象製品につきましてはCEマーキング削除前と性能上変更はございません。

安全な測定器の使用方法

マルチメータ

操作者や周囲に対する保護を目的として定められた国際安全規格で、測定器や電気装置に対する安全要求事項について規定されています。日本国内ではこの規格を取り入れた安全規格として、JIS C1010があります。IEC規格では、汚染度および測定分類とバリヤ、素材、空間距離や沿面距離が規定されていて、安全性を確保しています。過渡的エネルギーとして、インパルス耐電圧を測定カテゴリ及び主電源電圧から推計して、測定器の試験を行ないます。
【電圧測定】
規定された測定分類カテゴリ以上の測定は絶対にしないでください。国際安全規格に対応していないテスタは弱電用ですので、250V以上の強電回路で絶対に使用しないでください。(PW100Fb、VS-100は別)対応していないテスタの場合には、IEC規格で規定されている測定分類の場所から判断して、測定器も同等以上のカテゴリの製品をご使用ください。例えば主電源200V設備のモータ等でご使用の場合は測定分類Ⅲにあたりますので、CAT.Ⅲ以上の測定器をお選びください。
【電流測定】
測定の際には電流測定端子には絶対に電圧を入力しないようご注意ください。電流測定はメータを測定回路と直列に接続するため、メータの内部インピーダンスが低く、過電流による短絡事故が起こることがあります。このような短絡事故を予防し、安全に使用いただくためにヒューズで保護されていますので、ヒューズでの保護性能もご確認ください。

クランプメータ

●クランプメータはすべて600V以下の低電圧電路の測定にご使用ください。 ●機種選定にあっては、特に電流測定レンジ及びクランプ導体径の大きさが重要です。

絶縁抵抗計

●絶縁抵抗計は被測定物が活線状態では使用できません。 ●測定電圧が指定されている場合は指定の電圧の機種を選んでください。測定電圧の選択は、被測定物に通常印加される電圧と同じか、または少し高めのものを選択するのが一般的です。 ●絶縁抵抗計は直流の高電圧を被測定物に印加して抵抗値を測定するため、ICやLSI等を含む電子回路などに直接電圧が印加されると、被測定物を破損する恐れがあります。 ●絶縁抵抗計は測定中に直流の高電圧を発生します。測定中は本器から高電圧を発生する為、テストピンやクリップ、及び被測定物には手を触れないでください。 ●電圧測定機能付の場合は最大測定電圧以下でお使いください。

温度計(温度プローブ)

●温度センサは、活電部に直接センサを当てての測定はできません。 ●プローブの先が鋭角のものがありますので、危険ですから取り扱いにご注意ください。 ●高温測定では握り部が熱くなり危険です。この場合はプローブを固定する冶具等をご用意ください。

回転計・速度計

●回転しているモーター(エレベータ運転中の速度)を測定する場合は、測定対象の力が強力なため危険を伴います。測定時には充分安全に注意してご使用ください。測定中は危険ですので、回転部分には絶対に触れないでください。

レーザパワーメータ

●赤外半導体レーザ光は肉眼で見ることはできません。時により30mW以上のハイパワーが出ている場合があり、目に入ると失明の恐れがあります。直視や反射光が目に入らないように注意してください。